日本電気(株)、マイクロソフト(株)、ベリタスソフトウェア(株)は8日、Windows Server 2003プラットフォームのストレージ新技術について、国内初の実証検証を3社共同で実施すると発表した。
同実証検証は、マイクロソフトのWindows Server 2003に実装されるスナップショット技術“VSS(ボリューム・シャドウ・コピーサービス)”に関し、NECのSAN対応ストレージ『iStorage Sシリーズ』、マイクロソフトのメッセージベースコラボレーションサーバー『Microsoft Exchange Server 2003』、ベリタスのバックアップソフト『VERITAS Backup Exec 9 for Windows Servers』の組み合わせで実施される。
VSSは、ハードウェアまたはソフトウェアによるディスクボリューム単位の複製作成機能を利用したバックアップを、データベースソフトウェア、バックアップソフトウェアとの連携により容易に実現する技術。今回は、『iStorage Sシリーズ』のハードウェアレベルでの複製作成機能“DynamicDataReplication”と“RemoteDataReplication”、『Exchange Server 2003』、『VERITAS Backup Exec 9 for Windows Servers』のそれぞれが実装したVSS対応インタフェースを統合し、大規模な実運用環境における業務無停止のバックアップ処理の実用性の実証、運用条件の変化に応じた運用性の検証、バックアップ処理中の不慮の障害に対する強靭性の確認などを主眼とした総合的な検証を行なうという。
また、3社は協力して、検証の成果の展示会における共同デモンストレーション活動を実施する。まず9日から11日に東京ビッグサイトで開催される“第5回データストレージ・エキスポ”において、現時点での成果のデモンストレーションを行なうとしている。