ネットレイティングス(株)は23日、5月の月間インターネット利用動向の調査結果を発表した。
それによると、現在プロ野球セ・リーグで首位を走る阪神タイガース公式サイトの利用者数が急激に伸びており、5月の家庭からのアクセスによるユニークオーディエンス(重複を除いた訪問者数)は、4月の34万3000人から34%増の45万9000人で、2位の読売ジャイアンツ公式サイト(21万人)に2倍以上の差をつけているという。
さらに、両サイトの利用状況を比較すると、阪神タイガース公式サイトのページビュー数は2200万PV、1人当たりの平均利用時間は34分19秒、読売ジャイアンツ公式サイトのページビュー数は498万PV、1人当たりの平均利用時間は14分50秒となっている。これは、阪神タイガース公式サイトにおいて、試合経過をリアルタイムで伝える“スコア中継”ページの利用者が多いためという。
また、7月15日、16日に開催される“2003 サンヨーオールスターゲーム”のインターネットによるファン投票ページの訪問者のうち、読売ジャイアンツ公式サイト経由の人が全体の1.8%であったのに対し、阪神タイガース公式サイト経由の人は15.3%を占めるという。
同社代表取締役エグゼクティブアナリストの萩原雅之氏は、このまま(阪神タイガースが)優勝すれば、経済効果のみならずウェブサイトへのトラフィック効果も膨大なものになるとコメントしている。