(株)タカラ、(株)インデックス、松下電器産業(株)の3社は26日、ネットワークを活用したペット関連のコミュニケーションサービスをはじめとするサービス開発に協力することで合意、検討プロジェクトを発足させたと発表した。松下電器のデジタルネットワーク技術/ノウハウと、タカラの企画/マーケティング力、およびインデックスの携帯電話コンテンツの企画/開発力を生かし、ネットワークを利用した新サービスの開発を目指すという。
3社はプロジェクトの第1弾として、タカラ、インデックス、日本音響研究所によって共同開発された犬語翻訳機『バウリンガル』を利用した外出時における飼い主と自宅の犬との遠隔ビジュアルコミュニケーションサービスを開発、実証実験を行なうという。
『バウリンガル』は、犬の首輪に付けられた小型ワイヤレスマイクから鳴き声を受信機に送信、その声を声紋分析して犬の感情を判定し、適した文字やイラストにして液晶画面に表示するもの。今回開発されるサービスは、『バウリンガル』に加え、屋内外にサービス専用端末や携帯電話などの送受信端末機を用いることで、遠隔地からでも犬の画像を見ながら犬との擬似コミュニケーションが可能という。同サービスにおいては、ワイヤレスマイク/受信端末をタカラとインデックスが、顧客管理/認証/課金等ネットワークの運用を松下電器が担当する。
3社は今月末より同サービスの実験を開始し、その結果を反映しながらサービス利用料/操作性/機能などユーザーのニーズを見極めた上で、年内のサービスインを目指すとしている。