「外付け電源キット」電源はお好みで |
PCケースフレームキット「Lubic」の取り扱いで有名な創朋からATX電源を外付けにするキット「外付け電源キット」が登場した。外付け電源といえば星野金属工業の「Varius EX」が発売されているが、今回発売された製品は通常どこでも販売されている内蔵用の電源を外付けとして使用するというユニークな製品だ。
電源搭載用のベース | 電源ケーブル用の収束バンド | |
ケース用バックパネルとファンガード。延長ケーブルは右の穴を通してケースに入れる | 電源搭載用のベースと電源本体を固定するためのバンドも付属 | |
HDDマウンタが1組 | マニュアルによるとファンは搭載するHDDと干渉するためケースそとに取り付けるようになっている |
電源を外付けにするといってもキット内容はシンプルで、電源搭載用のベースと延長電源ケーブル、そして電源ケーブル用の収束バンド、ネジ類という構成。さらには、電源を外付けにすることで空いたスペースにHDDを搭載可能としており、そのためHDDマウンタ、電源部分に装着する蓋(HDD冷却ファン装着可能)、冷却ファン用のファンガードも同梱されている。延長ケーブルを用いて外に置いた電源をマザーボード、ドライブに繋ぐという単純な仕組みで、延長ケーブルはケース電源部分の蓋に開いた穴を通して中に入れるようになっている。ただし、全ての電源コードを一体のコネクタで延長する「Varius EX」とは違い、ドライブ用の4ピンコネクタ等も1つ1つばらばらに接続して延長するようになっている点は面倒といえば面倒かもしれない。
どうにか電源を外付けできないかと悩んでいたユーザーにはまたとない製品だ |
付属のケーブル用収束バンドである程度まとめられるとはいえ、やはり見た目は美しくないが、このキットを使用することで小型電源しか搭載できないケースでも電源容量を気にせず使用できることになる。どうにか電源を外付けできないかと悩んでいたユーザーにはまたとない製品だろう。価格は高速電脳で5980円となっている。
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