ノーテルネットワークス、GBICを搭載した次世代レイヤー2-7スイッチ『Alteon 2424 Application Switch』を発表
2003年04月09日 21時28分更新
ノーテルネットワークス(株)は9日、サービスプロバイダーや企業ユーザー向けに、レイヤー2-7スイッチ“アルテオン・スイッチ”の新製品として『Alteon 2424 Application Switch(アルテオン 2424 アプリケーション・スイッチ)』の出荷を同日付けで開始すると発表した。標準構成での価格は584万1000円。代理店経由で販売する。
『Alteon 2424 Application Switch』 |
『Alteon 2424 Application Switch』は、次世代版の負荷分散アーキテクチャー“Alteon Virtual Matrix Architecture”を採用し、レイヤー2からレイヤー7までのスイッチングに対応したスイッチ。サーバーやネットワーク機器、アプリケーションのロードバランシングや、ファイヤーウォール、フィルタリング、トラフィック管理などが可能で、従来製品の4倍の同時セッション(最大200万セッション)を処理でき、スループットも2.5倍となっているのが特徴。1秒間に最大で5万1000を超えるセッションをセッションロスなしに処理できるという。MACアドレスは1万6000、IPアドレスは8000、URL認識ルール数は512で、仮想サーバー数は1024まで。処理性能は、レイヤー2/3のフォワーディングがラインレート、レイヤー4のTCPコネクションが毎秒60万などとなっている。
本体には、10/100BASE-TX×24ポートと、GBIC(GigaBit Interface Connector)として1000BASE-SX×4ポートを搭載する。OSには同社のWebOSベースのAlteon OSをASIC(Application Specific Integrated Circuit)で搭載しており、メモリーは640MBを実装する。電源はAC100V~240Vで、最大消費電力は140W。本体は高さが44.5mmの1Uラックマウントサイズ。
ノーテルネットワークス(株)の大崎オフィスで記者発表会が開催された。カナダのノーテルネットワークス本社からAlteonの開発責任者やマーケティング責任者が来日し、説明を行なった。写真はAlteon Product Line Manager LeaderのPeter Cellarius(ピーター・セラリアス)氏 |
なお、同製品に関して調査会社の米Tolly Groupが実証試験を行なっており、競合製品と比較して3倍以上の接続速度を維持できることが明らかとなっているという。