エルピーダメモリ(株)は13日、グラフィックス用途向けの32bitI/Oの128Mitメモリー『GDDR2-M』のサンプル出荷を開始したと発表した。
『GDDR2-M』 |
『GDDR2-M』は、メインメモリー用の“DDR-II(DDR2)”を画像処理用に最適化したもので、カナダのATIテクノロジーズ社と共同開発した技術“Data Inversion Technology”により信号ノイズを50%低減したほか、4bitプリフェッチの採用により1ピンあたり900Mbps(450MHz)の動作を可能としたのが特徴。新方式のプルダウンタイプの“ODT(On-Die Termination”を搭載し、消費電力と発熱が抑えられ、実装する際の部品点数の削減も可能という。容量は128Mbit(16MB)。電源電圧はVDDが2.5V、VDDQが1.8V。リフレッシュサイクルは4K/32ミリ秒。CASレイテンシーは6で、バースト長は4。パッケージは144ボールのFBGA(Fine pitch Ball Grid Array)。
同社では、256Mbit製品や16bitI/O製品の開発も検討しているという。