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バイオHS PCV-HS31L5

バイオHS PCV-HS31L5

2003年01月24日 00時00分更新

文● 松本 俊哉

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ワイヤレスルータ内蔵により
設置スペースが削減

PCV-HS80BT5
写真A 2002年秋モデルのバイオHS「PCV-HS80BT5」レビュー(from 月刊アスキー)。写真をクリックすると当該記事に移動します。

 2002年秋のラインナップでは上位3モデルのみだったDVD-RWドライブを全機に採用し、TVチューナ付きハードウェアMPEG-2キャプチャカードをドライブするTV録再管理ソフト「Giga Pocket」や、録り貯めた映像や音楽、静止画をネットワーク経由で閲覧する「VAIO Media」といったソフトウェア群も健在だ。



リモコン
写真4 TV録再管理ソフト「Giga Pocket」を制御するリモコンが付属する。受光部はUSB接続の小さなユニットが用意されている。

 バイオHSは、ラインナップの中では「省スペース」という位置づけだが、今回の評価機が15インチ液晶付属タイプだったためか、前面の横幅はともかく奥行きの長さが気になってしまった。スペックで見ても、本体サイズは約108(W)×408(D)×321(H)mmと奥に向かって長いスタイルなので、ベアボーンキットなどによく見られるブックタイプの省スペースPCを想像していると、実物を目にしたとき少々面食らうかもしれない。とはいえ、ワイヤレスルータ機能が内蔵されているので、ルータの面積が省スペース化されるのは間違いない。また、評価機では前面右のパネルが敏感なようで、軽く触っただけでも開いてしまうのが気になった。パネルをとめている磁石はもう少し固めのセッティングでもよかったと思う(製品版では調整されている可能性もある)。



底面1 底面2
写真5、6 メモリソケットとPCIスロットには底面からアクセスする。この2点に関しては、側面のカバーを外してマザーボードの隙間に指を伸ばす……という一般的なPCよりもはるかに作業が楽だ。

 PC本体がルータを兼ねるということは、PCのスペックが陳腐化して、買い換える際にはルータも同時に買い換える必要があるということだ。長期的に見ればその点に不安を感じるかもしれないが、いますぐホームネットワークを構築して、メリットを享受したいというユーザーにはためらう理由のないマシンといえるだろう。

背面
写真7 TVチューナカードとワイヤレスネットワークモジュールの影響か、奥行きが長めの本体。側面のパンチ穴は排熱用だ。

 レビューしたソニースタイルオリジナルのバイオHS「PCV-HS31L5」は3月上旬の受注開始予定で、価格は現時点で未公開(3月上旬発表と思われる)。編集部での予想価格は20万円前後、液晶モニタを省略した本体のみでも販売され、こちらは15万円前後になると思われる。

バイオHS PCV-HS31L5の主なスペック
製品名 PCV-HS31L5
CPU Celeron-2.0GHz
チップセット Intel 845GL
メモリ(最大) PC2100(DDR266)対応DDR SDRAM 256MB(1GB)
グラフィックス チップセット内蔵(メインメモリから最大64MB共有)
HDD 120GB(NTFS)
FDD なし
光メディアドライブ DVD-RWドライブ(DVD-R4倍速/DVD-RW2倍速/CD-R16倍速/CD-RW8倍速/CD32倍速/DVD12倍速)
スロット PCI×2(空き0)、メモリースティック、PCカードTypeII
通信 Ethernet(10BASE-T/100BASE-TX)×2、IEEE802.11aアクセスポイント、56kbpsモデム
I/O USB×3、IEEE1394×2、光デジタル出力、ライン入力、マイク入力、ヘッドフォン出力、TVアンテナ入力、ビデオ入力(S-Video/コンポジット)、ライン入力
サイズ 約108(W)×408(D)×321(H)mm
重量 約7.7kg(スタンド含む)
OS Windows XP Home Edition

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