シャープ(株)は22日、大容量フラッシュメモリーとCPUを内蔵したICカード向けの『Java Card OS』を開発したと発表した。これは同社の1MBのフラッシュ内蔵ICカードに最適化したもので、複数のアプリケーションをあらかじめ書き込んだり、あとでサービスを追加したりといったことが可能となるという。これにより、たとえば、オフィスの入退室管理、レストランでの支払い、ポイントシステムでのポイント加算、パソコン上での個人認証などに利用されているカードを1枚に集約できるとしている。
Java Card OSを搭載した1MBのフラッシュメモリー内蔵ICカード |
同OSは、Java Card仕様の暗号/認証機能をすべてサポートしており、Java言語を利用したアプリケーション開発が行なえるほか、接触/非接触両用型の通信インターフェースを採用したという。