(株)ヒットポップス、(株)テレマン・コミュニケーションズ、小笠原チャンネル(有)の3社は27日、小笠原諸島に通信衛星によるブロードバンド回線を用意し、2003年元旦に“日本一早い初日の出”をインターネットと携帯電話向けにライブ中継すると発表した。
システム構成 |
小笠原諸島では、ネットワーク接続にISDN回線しか利用できないため、今回の配信では衛星通信を利用する。地域コンテンツは小笠原チャンネルが提供し、本土までのブロードバンド回線をテレマン・コミュニケーションズが提供、ブロードバンド向け配信システムをヒットポップスが提供する。
ライブ中継のスケジュールは、日の出の時刻の午前6時19分に合わせた午前6時から7時まで。URLは“http://www.hitpops.jp/ogasawara/”。インターネット向けにはMotion JPEGの動画で配信し、携帯電話向けにはJPEGの静止画で配信する。
今回のライブ中継おいて、ヒットポップスは、中継ページに配置したバナー広告のクリック数を計測することで、広告による運営というビジネスモデルの実現性を検証するという。また、小笠原チャンネルでは、今後、今回のライブ中継のノウハウを生かし、小笠原諸島内の情報インフラやリテラシーの向上を図り、デジタルデバイド解消活動を展開するとしている。