先月末に初めて発売された“RADEON 9500”ビデオカード。これまで登場しているPowerColor、玄人志向、SAPPHIRE製バルク版などに続き、ATI英語リテール版の販売も開始された。
搭載チップは“RADEON 9500Pro”とされており、ATIのリリースによればコアクロック275MHz/メモリクロック270MHz(DDR 540MHz)。
VRAMは128MBのDDR SDRAM。インターフェイスはD-Sub15ピン、DVI、S-Video出力。価格はコムサテライト3号店で3万800円、クレバリー1号店で3万980円とATI純正らしく少々割高なものとなっている。
またATIからは同時に“All-In-Wonder”シリーズの廉価版「All-In-Wonder VE」も発売されている。搭載するのは“RADEON 7500”だが注目なのはPCI版であることで、「All-In-Wonder 7500」のPCI仕様ということになる。PCI対応の“All-In-Wonder”シリーズとしては初代「All-In-Wondwer RADEON」以来であり、ACPスロットを持たずPCIスロットの余裕に乏しいコンパクトPCのアップグレードには強い味方となりそうだ。価格もWonderCityで1万8799円、高速電脳で1万8800円とお手ごろな設定となっている。