続々と新製品が登場しているGeForce4 Ti4200-8Xビデオカードだが、本日は新たに4社から6製品が発売された。注目はASUSTeKの「V9280S」で、仕様よりも高速なメモリを搭載し、コア/メモリクロックが引き上げられているのが特徴だ。
パッケージからして“Super Fast”“20% Faster than Generic Ti4200 8X”と大きくうたわれている「V9280S」は、パッケージ裏面で紹介されているようにGeForce4 Ti4200の定格であるコア250MHz/メモリ250MHz(DDR 500MHz)に対しコア275MHz/メモリ300MHz(DDR 600MHz)と1クラス上のTi4400を超える速度となっている。カード本体は他ベンダのTi4200カードに対し奥行きがあり、またパッケージには8層基板を採用しているという記述も。Ti4200カードというよりはTi4400/4600カードに近い雰囲気となっている。チップクーラーは銅製ヒートシンクを採用、メモリチップにもヒートシンクが搭載されているほか、カード裏面にはグラフィックチップからメモリチップ一帯を覆う形で金属板が取り付けられている。インターフェイスはD-Sub、Video-In/Out、DVI。価格はコムサテライト2号店で2万7980円、同1号店と3号店で2万8500円とさすがにTi4200カードとしては高価で、すでにTi4600カードの最安値に近いレベルとなっている。
このほか登場した製品は、Proilink「PixelView GeForce4 Ti4200-8X」(VRAM128MB/64MB)、Leadtek「WinFast A280LE TD MyViVo」、Albatron「Ti4280P」「Ti4280PV」の4種。
Prolink製品は、6cm角相当サイズという大型ファンを装備し、クリアブルーのカバーを被せたヒートシンクが特徴。またLeadtek製品は、表側から見ると4X版と変わらないように見えるが裏返すとヒートシンクが大型化されているというものだ。Albatronの2製品はVideo-Outのみのものが「Ti4280P」、Video-In/Out対応のものが「Ti4280PV」というバリエーションとなっている。
価格は「PixelView GeForce4 Ti4200-8X」の128MB版がコムサテライト2号店で2万3200円、同1号店で2万3680円、同じく64MB版がコムサテライト2号店で2万600円。「WinFast A280LE TD MyViVo」がコムサテライト2号店で2万4400円、同3号店で2万4500円、同1号店で2万4780円。「Ti4280P」「Ti4280PV」がTSUKUMO eX.それぞれ2万3799円と2万5479円となっている。
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