相栄電器(株)は8日、ファイル復元ソフト『Undelete 3.0 for Windows』を12月12日に発売すると発表した。“Serverバージョン”と“Workstationバージョン”の2種類が発売される。開発元は米Executive Software社。表示は英語だが、日本語OSでも動作し、日本語マニュアルが添付される。また、12月の発売に先立ち、同社のウェブサイトにてダウンロード販売が行なわれる予定。
『Undelete 3.0 for Windows』 |
『Undelete 3.0 for Windows』はローカルディスク、またはネットワーク上で動作し、削除したファイルを検索・復元するソフト。インストールすると、“ごみ箱”の代わりとして“Recovery Bin”が削除ファイルの格納先となる。
バックアップ後の削除ファイルや、Excel/Wordで上書きされたファイル、ネットワーク経由で削除したファイルサーバー上のファイルなども復元できる。また、同製品をインストールする前に削除されたファイルでも、CDから“Emergency Undelete”を起動すれば復元できる。また、“Recovery Bin”から削除する際に、後でファイルを見つけられたり読まれたりすることのないように上書き処理する“SecureDelete”、“ Recovery Bin”から削除されたファイルでも上書きされていなければファイルを検索し、復元する“Undelete From Disk”などの機能がある。また、“Serverバージョン”ではリモートコントロールにより、ネットワーク上で削除されたファイルなら復元が可能。
今回発売されるバージョンでの新機能は、ファイルを削除した際に使用されたユーザーアカウントを表示する“Deleted By”、圧縮ファイルも復元が可能な“Undelete from Disk”機能、検索の際に、ファイルがあった場所だけでなく、ファイルを作成した日付、削除した日付、ファイルの所有者や削除したユーザーも指定できるようになった。
価格は“Serverバージョン”が4万9900円、“Serverバージョン Upgrade”が2万9900円、“Workstationバージョン”が8900円、“Workstationバージョン Upgrade”が5800円。『Undelete 2.0』のユーザーは同社のウェブサイトにて『Undelete 3.0』に無料でアップデートできる。
対応OSは“Workstationバージョン”の場合Windows XP/2000 Professional/NT 4.0 Workstation。“Serverバージョン”はWindows XP Professional/Windows 2000 Server/Windows NT 4.0 Server。