(株)ニュートーキョーは、早稲田大学国際情報通信研究センター(以下、GITI)、同大学院国際情報通信科(以下、GITS)、(株)テンアートニ、OSCARアライアンスと連携し、外食産業向け座席予約管理システム『GARAGARADOA』をオープンソースで公開すると発表した。
『GARAGARADOA』は、Apache、PHP、PostgreSQLを組み合わせたWebアプリケーション。プラットフォームにはLinuxを使用する。開発は(株)富士通長野システムエンジニアリングが行なっている。各店舗の営業時間や座席数、メニューに応じて、「管理者」、「従業員」、「顧客」の各ユーザーが利用することができるシステムだ。
『GARAGARADOA』デモ画面。 |
ニュートーキョーは、以前にも外食産業向け受発注システム『Cervesa』をGNU GPLで公開している。『Cerveza』はJavaで開発されているが、Javaの習得が難しく利用の障害となることがあったといい、今回の『GARAGARADOA』ではPHPを採用したという。なお、プレスリリースによると、ライセンスについてはGPLに準拠したオープンソースで公開するとされている。
今回『GARAGARADOA』をオープンソースで公開するにあたり、GITI、GITS、(株)テンアートニ、OSCARアライアンスと連携して普及活動を行なうとしている。それぞれの具体的な役割は以下のとおり。
- GITI、GITS、(株)テンアートニ
- GITSの研究テーマの題材として『GARAGARADOA』を採用し、ポータルサイトを設置する。また、GITSとテンアートニ研究開発本部の共同研究の一環として支援する。
- OSCARアライアンス
- 運営委員会の事業として『GARAGARADOA』の普及、啓蒙活動を推進する。
(株)ニュートーキョーでは、『GARAGARADOA』のオープンソース化によって外食産業全体の生産性向上につなぎたいとしている。