カノープス(株)は13日、編集結果をリアルタイムでプレビューできる高機能ビデオ編集パッケージ『DVStorm 2』『DVStorm 2 Light』を10月上旬に発売することを発表、17日に記者向けの説明会を開催した。DVStorm 2は、従来の『DVStorm-RT』(2000年11月発売)と同一のDV&アナログキャプチャーカードに、新たに3Dトランジションエフェクト、ビデオフィルター、各種アプリケーション用ビデオ出力プラグインなどを添付し、ソフトウェアを強化したもの。DVStorm 2 Lightは、DVStorm 2に標準添付されるアドビシステムズのビデオ編集ソフト『Adobe Premiere 6.0』などを省いた低価格モデル。価格はDVStorm 2が16万8000円、2 Lightは11万8000円。DVStorm-RTユーザー向けに、付属ソフト(Adobe Premiere 6.0など、一部除く)を収録した『アップグレードパック』が1万9800円で提供される。
『DVStorm 2』(左)と『DVStorm 2 Light』(右)のパッケージ |
ビデオ出力プラグインは、従来単体で販売されていた、アドビシステムズの動画加工ソフト“After Effects用”プラグインを標準添付したほか、“Adobe Photoshop用”“LightWave 3D用”のプラグインが標準添付される。
このほかパッケージには、ユーリードシステムズのDVDオーサリングソフト『Ulead DVD Workshop SE for Canopus』と、ビデオトラックを表示しながら場面転換に合わせた音楽編集が可能な『Sonic Foundry ACID Music for Canopus』が同梱される(両ソフトとも2 Light、アップグレードパックには含まれない)。
DVStorm 2/2 Lightのキャプチャーカード |
キャプチャーカードの仕様は以下のとおり。
- デジタルビデオ:DV入出力端子×1(4ピン)
- アナログビデオ:S-VIDEO入力端子×1(S-VIDEO→コンポジット端子変換ケーブル付属)、S-VIDEO出力端子×1(コンポジット端子への変換ケーブル付属)
- アナログオーディオ:ステレオミニジャック入力端子×1(ミニジャック→RCA変換ケーブル付属)、ステレオミニジャック出力端子×1(RCA変換ケーブル付属)
- カードサイズ:幅212×奥行き106.7mm
付属のビデオ編集ソフト『Storm Edit』で3Dトランジションエフェクトを加えているところ。3Dの立体キューブの表面に別の動画が張り付いた複雑な“ピクチャー イン ピクチャー”でもリアルタイムでプレビュー可能 |
動作環境は、対応OSがWindows 2000(SP2以上)+DirectX 8.1、Windows XP。CPUはPentium III-500MHz以上(1GHz以上を推奨、マルチキャプチャーはPentium 4-1.8GHz程度以上)、メモリー256MB以上、HDDはUltraATA/33以上(UltraATA/100以上、毎分7200回転以上のHDDを推奨)、などとなっている。