沖電気工業(株)は30日、オンラインで発注や決済が行なえるロッカーシステム『Webロッカー』の販売を9月に開始すると発表した。出荷は11月の予定。これに伴い、電子決済システムの運用を手がける(株)四次元ポートと、住宅設備機器メーカーのクリナップ(株)と提携した。
『Webロッカー』 |
同システムは、オンラインによる発注・決済機能と商品の受け渡しを行なうロッカー機能、宅配便の受発送サービスなどを併せて提供するもの。沖電気が開発した『Webレジ端末』を導入することで有人店舗と連携できる。家庭などのパソコンはもちろん、備え付けのタッチパネル画面からも操作でき、クレジットカードもしくは口座振替で決済を行なう。価格は、4列モデル、専用ソフトウェア込みで350万円から。保守サービスや工事費などは別途必要になる。
システムイメージ図 |
東武鉄道(株)および東武ランドシステム(株)が、11月に東武東上線ふじみ野駅で同システムを利用したサービスの実験を開始する予定。 今後は、全国規模での『Webロッカー』ネットワークを構築するほか、ATMやチケットの発券機能などを追加するという。