カルデラ(株)は、東芝デジタルメディアエンジニアリング(株)(以下、東芝DME)が販売する、『Caldera OpenLinux』搭載『Dynabook』シリーズに新モデルがラインナップされたことを発表した。
新たにラインナップに追加された『Dynabook SS S5/280PNKW』 |
今回新たに追加されたモデルは、2002年6月に発表された『Dynabook SS S5/280PNKW』。IEEE 802.11b対応の無線LANを内蔵しているほか、標準で大容量バッテリがバンドルされ、最大7.7時間の駆動が可能なA4ノートPCだ。OSは『Windows XP Professional』と『Caldera OpenLinux Workstation 3.1.1』がプリインストールされる。Linux上では『HancomOffice 2.0J』や『Wnn 6』、リコーフォント5書体などの商用アプリケーションが利用可能だ。
ハードウェアのおもな仕様は以下のとおり。
- CPU……モバイルPentium III-800MHz
- HDD……20GB(うちNTFS領域が7.5GB、ext3領域が約7.5GB、FAT共有領域が1GB、バックアップ領域が2GB)
- メモリ……256MB(最大512MB)
- インターフェイス……Type II PCカード×1、SDカードスロット×1、RGB×1、USB 2.0×2、IrDA×1、10/100BASE-TX LAN×1、V.90対応56kbpsモデム×1
なお、Linux上からは内蔵モデムなど一部のデバイスが使用できないほか、サスペンド/ハイバネーション機能の利用などに制限がある。
製品の価格は29万8000円。販売は東芝DMEのWebサイトを通じて行なわれる。製品の出荷開始は9月上旬になる予定。