日本コロムビア(株)、(株)サンマーク出版、松下電器産業(株)、パナソニックデジタルネットワークサーブ(株)の4社は5日、各社のウルトラマン関連新製品/サービスを発表、都内ホテルで合同説明会を開催した。
ウルトラヒーローたちで結成された“ツブラヤオールスターバンド”の豪華な面々 |
DVDウルトラシリーズ第5弾はお待ちかね『帰ってきたウルトラマン』
パナソニックデジタルネットワークサーブは、ウルトラシリーズのアナログ原盤をデジタル化したDVDソフト“DVDウルトラシリーズ”の第5弾となる『DVD帰ってきたウルトラマン』を発表した。
『DVD帰ってきたウルトラマン』 (C)円谷プロ |
DVDウルトラシリーズは、当時の原盤(ネガフィルム映像)をクリーニング、色補正することでブラッシュアップしたデジタル原盤(D1やD5フォーマットのデジタルデータ)をベースに、ドルビーデジタル5.1ch音声やインタラクティブメニュー画面などを付加し、DVD化したウルトラ作品群のこと。
今回の『DVD帰ってきたウルトラマン』は、第1弾『DVDウルトラセブン』、第2弾『DVDウルトラマン』、第3弾『レッツDコレクション』(ウルトラマン/ウルトラセブンの再編集版)、第4弾『DVDウルトラQ』に続くシリーズ第5弾となる。2002年末発売で、価格は未定(『DVDウルトラセブン』や『DVDウルトラマン』は3800円)。
ウルトラマンからビジネスのヒントを学ぼう
サンマーク出版は、ビジネス書籍『ビジネスはウルトラマンが教えてくれる』(監修:円谷プロダクション/著者:デジタルウルトラシリーズプロジェクト)を刊行した。価格は1600円。
『ビジネスはウルトラマンが教えてくれる』 |
同書は、ビジネスシーンで成功するためのヒントをウルトラマンから探るビジネス書籍。ウルトラマンのマーチャンダイジング展開や、プロパティービジネス分析など、円谷プロダクションの立てたビジネス戦略を検証している。さらにウルトラシリーズの誕生から現在までを当事者のインタビューを交えて振り返るドキュメンタリーという側面もあり、他の“ウルトラ本”とは一線を画しているという。
蓄積型番組コンテンツも登場
松下電器産業(株)は、“epサービス”の蓄積型番組『円谷チャンネル』について説明した。epサービスは、イーピー(株)が提供する蓄積型双方向サービスで、110度CS放送と、HDD内蔵のSTB(セットトップボックス)『epステーション』を利用して、HDD内に番組を蓄積し、好きな時間に好きな順番で視聴できる。松下電器はサービスプロバイダーとして番組コンテンツをepサービスに提供している。
『円谷チャンネル』のトップ画面。映画公開に伴い、ウルトラマンコスモスが登場 (C)円谷プロ |
円谷チャンネルは、ウルトラマンなど円谷プロダクション作品の名場面やスタッフインタビュー、グッズ紹介/プレゼントといったコーナーで構成される番組。epサービスの本格スタート日である7月1日に円谷チャンネルも始まっているが、映画『劇場版ウルトラマンコスモス2』の公開に伴い、8月3日に画面をリニューアルしたという。なお、番組内容は毎週土曜日に更新される。
歌で地球を救え! ウルトラヒーローたちによる夢のバンドが実現
日本コロムビアは、ウルトラヒーローたちで結成された“ツブラヤオールスターバンド”のデビューCD『シュワッチ! ~明日への冒険』を7月20日に発売した。価格は1200円。
ツブラヤオールスターバンドのデビューCD『シュワッチ! ~明日への冒険』のジャケット (C)円谷プロ |
ツブラヤオールスターバンドは、“歌で地球を救おう”をテーマに生まれたファンク&ソウル系のポップチューンバンド。ウルトラマンなど歴代ウルトラヒーローたちがギター、キーボード、ベース、ドラムス、ホーンセッションを務め、メインボーカルは『ウルトラマンコスモス』の主題歌を歌うユニット“ProjectDMM”が、バックコーラスは新人女性ユニット“i-Chips”がそれぞれ担当する。CDデビューと同時にプロモーションビデオも制作し、今後はステージ展開も行なっていくという。
発表会では、ツブラヤオールスターバンドがデビュー曲『シュワッチ! ~明日への冒険』を披露。歌うProjectDMM、踊るi-Chips |
そして演奏するウルトラヒーローたち! |
4社は、(株)円谷プロダクションのバックアップを得て、“あの頃の元気を、もう一度”をキーワードに、世代や業種を超えたプロモーション“ウルトラ・コラボレーション”を展開するという。具体的には、各社がそれぞれの得意分野で、雑誌広告やTVCF、中吊広告、フリーペーパー、封入チラシといった各種メディアを通じて、“ウルトラ”を機軸としたプロモーション展開を行なう。4社は、従来型のプロモーション手法とは異なる市場アプローチにより、平成不況という逆風に立ち向かい、新たなプロモーションスタイルを確立したいとしている。
ウルトラマンにこんなに接近できたのは生まれて初めてです。うひょ~ |