オモイカネ(株)は、Debian GNU/Linux互換のディストリビューション『ARMA aka Omoikane GNU/Linux 2.1』(以下、ARMA 2.1)を8月30日に発売する。
『ARMA aka Omoikane GNU/Linux 2.1』 |
ARMA 2.1のおもな特徴は以下のとおり。
- Xベースのインストーラを搭載
- トラブルの際に、VPNを介してサポートセンターに接続し、問題を解決する「リモートメンテナンス機能」を搭載
- XFS、RaiserFS、EXT3、JFSなどのジャーナリングファイルシステムに対応
- UsagiベースのIPv6プロトコルスタックを搭載
- インストーラと同じ項目を設定可能な設定ツールを搭載
- デスクトップ環境にKDE 3.0.2とGNOME 1.4を搭載
ARMA 2.1のGNOMEデスクトップ。新たに搭載された管理ツールで、IDEの転送モードなどを設定することもできる。 |
こちらはKDE 3.0.2の画面。OpenOffice.org 1.0.1上でリコーフォントを利用することもできる。 |
おもな仕様は以下のとおり。
- カーネル 2.4.18および2.4.19 rc3
- glibc 2.2.5
- XFree86 4.2.0
そのほか、オフィススィート『OpenOffice.org 1.0.1』や、かな漢字変換システム『ATOK X for Linux』、リコーフォントなどをバンドルしている。
また、今回のバージョンでは、日本医師会が進めているORCAプロジェクトによって開発されたレセプトプログラムをバンドルし、設定、管理機能を含んだレセプト用途向けの製品がラインナップに加えられている。製品のラインナップと価格は以下のとおり。
- ARMA 2.1 Desktop edition……1万2800円
- ARMA 2.1 Server/Desktop edition……3万9800円
- ARMA 2.1 ORCA single licence edition……11万8000円
- ARMA 2.1 ORCA dual licence edition……16万8000円
なお、ARMA 2.1のftp版はリリースされない。フリー版を利用したい方はDebian GNU/Linuxを利用してほしいとのことだ。