(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは26日、“フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)”のレーシングチーム“ブリティッシュ・アメリカン・レーシング(B.A.R)”に対して、モバイル通信で技術協力すると発表した。時速300kmを超えるスピードやノイズなどの過酷な条件の下で、FOMAを始めとするNTTドコモの通信技術により“サーキット・ワイヤレス・コミュニケーションシステム(CWCS)”の確立を目指すとしている。
日本GPでのシステムイメージ |
同社は、10月11日に三重県鈴鹿市で行なわれるF1第17戦日本GP(最終戦)においてピットクルー(監督、エンジニア、メカニック)などチームスタッフ専用の通信環境を構築する。また、2003年度以降にはドライバーとピットクルーとの通信や車両制御などのテレメトリーデータ収集など、レースにおけるモバイルマルチメディアシステムとしてCWCSの開発を推進するとしている。
2003年以降のシステムイメージ |