缶、フィギュアが入っていそうな直方体など、これまでたびたび登場しているユニークなパッケージを採用したビデオカード。豪華さにかけては木箱というものもあったりしたが、それに並び得る凝り方の製品が登場した。
全身銀色ずくめのカードで知られる台湾Triplex製のGeForce4 Ti4600カード「Millenium Silver GeForce4 Ti4600」、パッケージは何とアタッシュケースというものだ。
立派な金属製アタッシュケースは片面がクリアパネルになっており、中のカードが見えるようになっている。留め金には鍵などは付いておらず、もちろん封がされているわけでもないのは少し無用心かも? 全体的にはそこそこしっかり作ってありそうなケースであり、再利用してもイケそうな気もするが、クリアパネルから中身が見えてしまうというのが問題。実際に使用するにはやや勇気が要りそうだ。
留め金もしっかりしたものだが、鍵がなければ封もされていない |
インターフェイスはD-Sub15ピン、DVI、S-Video。ビデオ入出力が可能ということで双方をひとまとめにS-Video端子に接続できるアダプタケーブルが付属している。VRAMは2.8ns品のDDR SDRAMを128MB搭載。Triplexのウェブサイトによればコア/メモリクロックは325MHz/(DDR 650MHz)とリファレンスどおりの仕様となっている。
メモリは2.8ns品。裏面のメモリにはヒートシンクが付いておらず、同梱のものを自分で装着せよ、ということのよう |
どこかで見たような形のビデオ入出力アダプタ |
同梱ソフトはソフトDVDプレーヤ「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector SE」の2本。Triplexのウェブサイトでは「SPIDER-MAN」ほかゲームソフトがバンドルされることになっているが、なぜか実際の製品では見当たらなくなっている。価格は高速電脳で4万800円、OVERTOPで4万2800円、コムサテライト1号店と3号店、若松通商エルプラザで4万5800円。GeForce4 Ti4600カードといえど3万円台という価格も出てきている昨今では少々割高となっており、約5000円を“アタッシュケース代”として、それを高いと見るか安いと見るか、というところだろう。
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