6cm角の「MS-CF606」 | ファン裏面 | |
ファンを分解。中心部がセラミックか | 軸がはまるリング部にはグリスが多めに付着していた |
スケルトンの外観が涼しげな6cm角と8cm角ファン2種類が台湾ARXから登場し、アキバのショップで販売がはじまった。同製品の特徴は、パッケージに「セラミックファン」とうたらわれていることからもわかる通り、ARXがCeraDynaと呼んでいるセラミック軸受け採用のファンであるという点。セラミック軸受けとひと口にいっても何種類かが存在するが、ARXのホームページによると軸がセラミックと書いてあるだけで詳細は不明。ただし、ボールベアリングの6.5倍の寿命、低ノイズ、低コストといったメリットが挙げれている。AMO(代理店)のホームページでは、その寿命について30万時間との表記が見られる。
販売を開始したショップのひとつCUSTOMでは、「磨耗しにくく、熱に強いというメリットがあるので寿命は長くなる。海外では有名だが、ケースファンとして大々的にうたって登場した製品は今回がはじめてではないか」と話している。
8cm角25mm厚の「MS-CF808」(2100rpm、23.5dBA)と8cm15mm厚「MS-CF815」(3000rpm、32dBA)、6cm角25mm厚「MS-CF606」(3600rpm、27.5dBA)の2種類が店頭に並んでおり、価格はコムサテライト2号店で1300円、OVERTOPで1334円、CUSTOMで1480円、高速電脳で1580円となっている。
「MS-PCF407A」 | ヒートシンクの高さは10mmしかない | |
「MS-PCF717」 | 中心部には銅を採用している |
また、一方でARX製のセラミックファンを搭載したと思われるCPUクーラーも2種類登場(代理店であるAMOのホームページにはCeraDynaの表記あるが詳細は不明)。そのひとつ「MS-PCF407A」はSocket478対応でヒートシンクは全銅製。バネ付きネジでマザーボードに取り付ける仕様になっている点、ヒートシンクの高さが10mmと低い点が目を引く(全体のサイズは82.5×68×23mm)。搭載しているファンは6cm角で10mm厚(4300rpm、35dBA)。また、「MS-PCF717」は中心部に銅を採用したサイズ83×69×57mmのCPUクーラー。搭載しているファンは7cm角15mm厚(3500rpm、34dBA)。写真のようにヒートシンクが4方向に伸びている様が印象的だ。価格は高速電脳で「MS-PCF407A」が2980円、「MS-PCF717」が2980円。OVERTOPでは両製品とも3334円となっている。
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