ワ~~~~~ルドクァッッッッップ!! 閉幕からだいぶ経ってしまいましたけど、いやあ、盛り上がりましたねぇ、FIFAワールドカップ。サッカーばかり見ていたら原稿書くの忘れてしまいました。すんません>編集さま。ここ最近は「ウイニングイレブン6」で、日本チームにエディットで作成したセルジオ越後さんを加入させて楽しんでいます。
さて、話は変わりますが、これまで皆様からの応援、励まし、そして罵倒、嘲笑と怒号をいただきつつ連載を続けておりました当コラムも、今回をもって最終回を迎えることとなりました。短い間ではございましたが、ご愛読(?)ありがとうございました。
……しかし、今さらになって気になることがあります。このコラムのタイトルは「細腕奮闘記」であるにも関わらず、今まで書いてきた話は「奮闘」とはほど遠い、超脱力物語だったのではないか? ということです。そこで今回こそ、ゲームメーカーの営業の真髄とは何なのか?そんな話題に鋭い切り口で迫っていきたいと……一瞬だけ思いました。
ゲームメーカー営業の真髄とは
さて、ゲームメーカー営業の真髄とは何か? ま、そんなことが僕にわかるわけはない。何しろプロフィールを見てもらえるとわかるように、僕は途中で会社ごと挫折した身だし……。でも1つだけわかっていることがある。それは「出張を制すものはゲームソフト営業を制す」ということだ。
ここでひとつクイズ。中小のゲームソフトメーカーは、一般的に出張が非常に多くなる。それはなぜ?
※写真はイメージです。実在するショップやメーカーとは関係ありません |
答えに行く前に、一般的なゲームソフトメーカーの話をしよう。よくあるコンシューマゲームメーカーの場合、営業担当はどんなに多くても6~7人程度しかいない。全国に営業所を置いていることもあまりない。でも、ゲームソフトは日本全国、どこでも売っているよね? これは、東京の本社にいる数名の営業マンが日本全国をカバーしているから。僕が以前在籍した会社も、一時期は2人だけで日本全国を担当していた。担当してしまっているからには仕方がない。当時は日本列島を名古屋あたりで西と東に分けて、文字通り全国を飛び回っていた。お陰で、名古屋の地下鉄事情と大阪のパチンコ屋情報であれば地元民にも匹敵するほどの知識と情報を誇っていたほどだ。
しかし営業地域がそんなに広いのにも関わらず、どうしてそんな営業担当者が少ないのか? その理由のひとつとして、かつてS○Eが作り上げた革新的な流通体制があげられるのではないだろうか。