GeForce4 Tiシリーズ中で廉価モデルの位置を担うGeForce4 Ti4200。最上位のTi4600の陰に隠れてやや目立たない存在ではあるが、コストパフォーマンスの良さで売れ行き好調、搭載カードのラインナップも着々と充実してきている。今週に入り、新たに加わったのはAbitとクリエイティブの製品だ。
Abitの製品は、製品名自体は他のGeForce4 Tiカードと同じ「SILURO GF4 Ti」でやや紛らわしいが、パッケージ正面のラベルが識別点。レイアウトは他社カードと大きく変わっておらず、VRAMは64MB。メモリチップはHynixの4ns品でメモリクロックは250MHz(DDR 500MHz)とこれも標準的だ。
インターフェイスはD-Sub15ピン、ビデオ出力、DVI-Iでビデオ入力はサポートされない。そのためDVD再生ソフト「ABIT SiluroDVD」が付くがキャプチャソフトなどはバンドルされておらず、最近多いゲームソフト体験版がてんこ盛りというわけでもないというシンプルなパッケージとなっている。価格はTSUKUMO eX.で2万3799円。
クリエイティブ製品「3D Blaster 4 Titanium 4200」は赤い基板が特徴で、クリアなアクリル板でカバーされたチップクーラーも他社製品でよく見られるもの。メモリチップはAbit製品と同じHynix製だが3.6ns品とより高速なメモリが搭載されており、Gainwardの「ASGW-Ti4200VO-A64D」と同じく、保証外ではあるがオーバークロックによるパフォーマンスの改善に期待をもたせるものとなっている。
インターフェイスはD-Sub15ピン、ビデオ出力、DVI-I。価格はZOA 秋葉原本店で2万2800円、クレバリー1号店で2万3480円、TSUKUMO eX.で2万3799円、DOS/Vパラダイス本店で2万3800円。
3D Blaster 4 Titanium 4200のメモリチップ。3.6ns品だ |