質実剛健、ややもすれば“固い”イメージすら漂うTEACから、同社らしからぬ製品「Front Bezel Mask」(型番:FBM-RW1)が登場した。これはその名のとおりTEAC製CD-ROM/RW用のフロントパネル用のマスクシートで、ケースにあわせてホワイト(W)/ブラック(B)/シルバー(S)/ミラー(M)の4色が用意されている。これまでも純正の取り替え用フロントパネルが販売されたことはあり、一方でサードパーティ製のフロントパネル用シートもあったが、ベンダ純正のフロントパネル用マスクシートが販売されるのは珍しい。価格はOVERTOPとクレバリー1号店、高速電脳、コムサテライト3号店、WonderCityで1280円、コムサテライト2号店で1300円。
全4色。ケースの流通量を考えると1番人気はシルバーか? |
使い方はトレイやイジェクトボタン、そしてフロントパネルの上から貼るだけ。緊急時にCDメディアを取り出すため針金などを差し込む穴(エマージェンシーホール)やヘッドホン端子、ボリュームコントローラは塞がってしまうのでこの点は注意が必要だろう。接着部分には再剥離性の素材が用いられている、なにか問題が発生したときはもちろん、気分次第でも簡単に貼り替えられるようになっているので、それほど問題にはならないだろうが。ちなみにマスクシートの表面素材はポリカーボネイトで、どことなく、金属板の上にアクリルパネルを被せたような雰囲気を感じさせる。
小型キューブベアボーンPCなどでも採用されているアルミの銀色が剥き出しのPCケースをはじめ、黒い筐体のPCケースなどを使っていて、どうしても光学ドライブのフロントパネルがベージュであることにガマンができないという人なら、試してみる価値はありそうだ。厚みが1mm強ほどあるため、光学ドライブに貼り付けた場合にはその厚身分だけドライブの設置位置を微妙にずらす必要が出てくるだろうが、こだわり派ならそんな手間は手間とも思わないのかもしれない。
パッケージ裏面に記載される対応機種一覧 |
なお販売元であるティアックシステムクリエイトによる対応機種はTEAC製の「CD-W540E」「CD-W524E」「CD-W516E」「CD-W512E」「CD-W58E」「CD-W54E」のみ。ただし実際にためしてみたというショップ数店によると、保証外ながら、加工すればプレクスター製ドライブでも利用できたという。プレクスター製ドライブでなくても、TEAC製ドライブとフロントパネルの形状が似通っていればうまく利用できる可能性もあるだろう。
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