来週も星野金属から「Polo」の新作、ひとまわり大きくなって発売予定
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来週、5月第3週末の登場が予定されているのも星野金属工業(ソルダム)製品。今度は他社製の小型キューブベアボーンPCにもっともよく似たモデル「Polo」シリーズの新型だ。「Polo A」と名付けられた同製品は従来製品よりもひとまわり大きくなり、サイズでは202(W)×295(D)×180(H)mmと、185(W)×288(D)×150(H)mmの従来製品よりも3cmほど背が高くなっている。実際にどの程度大きいと感じるか(あるいは感じないか)は来週、店頭で確認してほしい。
ケースそのものが変更されたこともあって、Polo Aは従来製品と仕様面でも変化がある。特にインターフェイス部では、PCIスロットが従来1本だったのに対してFS40の仕様により2本と倍増した一方で、オンボードのパラレルとRCAビデオ出力が削られているなど、大小さまざまな違いがある。製品名とコンセプトこそ「Polo」ではあるが、現実にはまったく違った製品だと捉えた方がいいかもしれない。なお、同製品はM.Jと同様、Pentium 4対応モデル「Polo Quatre」もラインナップされており、こちらも同時発売予定となっている。
5月下旬にはShuttle純正品がエムシージェイから
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そして月末にはShuttle純正の小型キューブベアボーンPC「SS40」が登場予定だ。「Cube-xx」シリーズで知られるエムシージェイから「Cube-40」として販売される予定となっている同製品のプロトタイプを見てみると、その印象は先に登場している「SS50」(Cube-50)とよく似ている。プロトタイプのフェイス部は変則的なアクリルパネルが装着されているが、これはShuttleによると、日本市場のニーズにあわせて柔軟に対応する予定とのこと。まずは5月末に、SS50とよく似たアルミ剥き出しのフロントパネルを採用したモデルを投入し、その後6月上旬にアクリルパネルモデルを投入する予定だという。
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アクリルを採用する独特のフロントパネル。「地下鉄みたい」とはあるショップ店員氏の談だが、言い得て妙 |
SS50、そして上で紹介した星野金属工業(ソルダム)製品との大きな違いはフロント部分に光デジタル出力端子を用意している点。音楽やDVD-Video鑑賞、あるいはポータブルMDプレーヤなどとの接続を主用途として考えているのであれば、この光デジタル出力端子は見逃せないところ。このほかフロントにUSB×2、IEEE1394×1、ライン出力×1、マイク入力×1を用意するのはSS50と同じだが、これらインターフェイスがフロントパネルの最下部に並んでいるのはSS/Cubeシリーズ通じてはじめてのことだ。
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側面から。雰囲気はSS50とよく似ている |
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CPU冷却機構。おそらくL字形のヒートパイプとヒートシンクが用意されると思われる |
ちなみに製品版ではCPU冷却に関する機構が大きく変わる予定。今回のプロトタイプでは小型ながらも一般的なCPUクーラーを搭載しているが、製品版ではクーラーがヒートパイプ方式となり、SS50と同様にケース背面へ取り付けられている8cm角排気ファンのところまで熱を運ぶのだという。現在のところ詳細は不明だが、8cm角ファンのすぐ近くに大きめのヒートシンク(放熱板)が用意されるのだろう。CPUクーラー用のファンが不要になるわけで、静かさを重視する人から注目を集めそうだ。なおShuttleによると、対応CPUは「Athlon XP 1900+以上」。電源は160Wとなっている。
価格はSS50(Cube-50)とほぼ同じ水準になるとのことで、M.Jと同じく、Athlon XPベースのPCが持つ、Pentium 4に対する価格面での魅力がなくなってしまうのは惜しい。しかし一方でパフォーマンスと省スペース、そして静音性のバランスが取れたSocket Aベアボーンとなる可能性はある。
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