日本テレコム(株)、韓国テレコム(Korea Telecom)社、九州電力(株)、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズの4社は22日、大容量光海底ケーブル“日本-韓国ケーブル・ネットワーク(KJCN)”の運用を23日に開始すると発表した。
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これは2001年5月に4社が建設に合意したもので、韓国の釜山と日本の福岡、釜山と北九州の約250kmを結ぶ海底ケーブル。陸揚げ局は、釜山が1局(KTが提供)、福岡県が2局(福岡地区をNTT Com、北九州地区を日本テレコムが提供)となっている。光ケーブルは24心の無中継システムとなっており、設計容量が2.88Tbps(電話回線約3500万回線相当)で、当初、50Gbps(約65万回線分)で運用を開始する。総工事費は約70億円。
なお、KJCNは“日韓IT光コリドー・プロジェクト”として、日韓両国の経済団体“九州・山口経済連合会及び韓国全国経済人連合会”が支援、協力しているという。FIFAワールドカップなどで5月末に本格的な利用を開始するとしている。