先月登場した、Gigabyteの“Apollo KT333”チップセット搭載マザーボード「GA-7VRXP」。その廉価版となる製品「GA-7VRX」が登場した。
省かれているのはPromise製のIDE RAIDコントローラ、Realtek製のネットワークコントローラ、そしてCreative製のサウンドチップ。必要最低限の機能に絞ったバージョンといえるが、VIA製のUSB2.0コントローラ“VT6202”は残されている。
マニュアルより。PC2700 DDR SDRAMのところに注釈を示す記号がついており、読んでみると… | 3本での動作は推奨しないとのこと、しかし下にはGA-7VRXPのみという付記が |
また目を引くのが、ボードのリビジョンがGA-7VRXPの1.0から1.1へと上がっていること。KT333といえば、(MSIのコメントによれば)初期のA3リビジョンのNorth BridgeではPC2700 DDR SDRAMのサポートがDIMMスロット2本までという制約があり、MSIの「KT3 Ultra-ARU」で搭載されたA4リビジョンチップにおいて3本すべてでサポートされるようになった。よってもしかしたら今回のボードのリビジョンアップはNorth Bridgeの変更によるものか…とも思われた。だがマニュアルを見ると“PC2700 DDR SDRAM3本での動作は推奨しない”という注釈があり、さらにその下には“GA-7VRXPのみにおいて”という付記まで付いている。ではこのGA-7VRXではどうなっているのか、PC2700 DDR SDRAM3本での動作は可能なのか不可能なのか、ということに関しては明確な説明はなく、正直よく判らないといったところだ。ちなみに日本ギガ・バイトでもその詳細は不明で、現在調査中とのこと。
価格はTSUKUMO eX.で1万4979円、OVERTOPで1万5980円。GA-7VRXPに対し約4000円程度低価格となっている。
【関連記事】