(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとドイツのE-Plus Mobilfunk社の2社は18日、E-Plusがドイツ国内でGPRS/3Gを利用したiモードサービスを提供するために必要な特許やノウハウ、関連技術、商標の使用許諾をNTTドコモが提供することで合意し、ライセンス契約を締結したと発表した。
NTTドコモは、2001年11月にオランダのKPN社と子会社のKPNモバイル社と同様の契約を締結し、KPNモバイルとベルギーのKPN オレンジがiモードサービスの提供を予定している。今回の提携は、iモードのライセンスを、KPNモバイル傘下のE-Plusに提供することで、潜在的な市場の大きいドイツでの展開を進め、それにより欧州のモバイルマルチメディアサービスの普及を推進できるとしている。
E-Plusの提供するiモードサービスは、ブラウザーを搭載した携帯電話端末を利用したコンテンツ(天気/レストランガイド/地図/ゲーム/着信メロディー/待受画面など)へのアクセス、iモード対応HTMLとWML1.Xのコンテンツに対応したデュアルブラウザーの提供、GPRS/3G上でのiモードサービスの提供などで、3月から4月をめどに商用商用サービスを開始する予定。ライセンス契約は、GPRS/3G上でiモードサービスを提供するための特許、ノウハウ、関連技術、商標の使用許諾を有償で提供するもので、ライセンス期間は18日から2012年1月1日まで。