ケイディーディーアイ(株)は5日、ダークファイバーなどの光ファイバーを利用したアクセスサービス“KDDI イーサアクセスサービス”の提供を12日に開始すると発表した。このサービスは、“KDDI IP-VPNサービス”や“KDDI Ether-VPNサービス”へのアクセス回線、あるいはKDDIデータセンター内のハウジング設備への通信回線として、Ethernetで提供するサービス。
提供するサービスの帯域幅とインターフェースは10Mbps(10BASE-T)、100Mbps(100BASE-TX)、1Gbps(1000BASE-LX)となる。料金体系は、接続サービスでは、IP-VPN接続の場合がアクセス回線料金とポート料金、Ether-VPN接続の場合がアクセス・ポートバンドル料金で、エンド・エンドサービスでは、エンド・エンド回線料金となる。たとえば、“KDDI IP-VPNサービス”との接続では、接続サービスの基本料金が10Mbpsで月額15万円、100Mbpsで30万円となり、付加料金として機器使用料が10Mbpsで月額2万円、100Mbpsで3万円、屋内配線使用料が4000円かかる。
サービスの提供は、東京23区内の一部から開始する。4月以降、大阪市、名古屋市などの政令指定都市に順次拡大するほか、このアクセス回線を利用した企業向けインターネットサービスの提供も行なうとしている。