(株)ビデオリサーチネットコムとレッド・シェリフ(株)は28日、Eコマースサイト上での顧客の行動分析を行なうツール“ECメジャーメント”の提供を2月中旬に開始すると発表した。
『ECメジャーメント』 |
同製品は、Eコマースの利用者が、どのようなリンクを通じてサイトに入り、どのようなコンテンツを閲覧し、購入に至ったかを追跡するもの。専用の計測タグを計測対象ページのHTMLに組み込み、タグが貼られたページがブラウザーに表示されると、レッド・シェリフの計測サーバーに信号が送られ、計測する仕組みになっている。従来のサーバーログによる計測と異なり、ブラウザーにおける表示がベースとなるため、キャッシュ経由のアクセスがカウントできるほか、ロボット型検索などによる実際の顧客のアクセスではないものはカウントしないのが特徴。
同社では、これらのデータを基にすることで、潜在顧客をサイトに多く送り込むリンクの傾向や、集客力が高く、Eコマースを促進できるキラーコンテンツの傾向を探ることができるとしている。また、アクセスが多いが購入に至らないコンテンツや、購入に至る率は高いがアクセスが少ないコンテンツなどを見つけ、ナビゲーション設計やコンテンツの問題を改善できるとしている。ユーザーは、専用のウェブサイトにパスワードを入力することで、データを参照できる。
利用料金は、月間ページビュー数に応じた従量制で、月額7万円から。なお、レッド・シェリフが分析ツールの開発を行ない、ビデオリサーチネットコムが販売する。