日本電気(株)は22日、11ヵ国語に対応した機械翻訳システムの導入を行なうシステムインテグレーション(SI)サービス“BestiLand 企業内翻訳ポータルサービス”の販売を同日付けで開始したと発表した。このサービスは、ユーザー企業ごとに翻訳辞書や翻訳エンジンを設定できるため、企業固有の商品/サービス名や業界固有の専門用語などを含む文章を高い精度で自動翻訳できるのが特徴。対応する言語は、日本語/英語/中国語/韓国語/タイ語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語/ポルトガル語/ロシア語の11ヵ国語。
“BestiLand 企業内翻訳ポータルサービス”は、同社製のウェブ対応の機械翻訳ツール『BestiLand』を利用して、ユーザーごとにカスタマイズして提供するサービス。パソコンのウェブブラウザーを利用して翻訳が行なえる。同社では、辞書登録やシステム運用などのコンサルテーションを行なうサービス“機械翻訳コンサルメニュー”のほか、メールを自動翻訳して送ったり、ホームページの掲示板などに書き込まれたメッセージを自動翻訳して通知する機能などを提供するサービス“カストマイズSIメニュー”を用意する。
“BestiLand 企業内翻訳ポータルサービス”の価格は200万円から(ウェブ翻訳サービス機能/500ユーザーの場合)。同社では今後2年間で20社への販売を見込んでいる。