レーザーファイブ(株)は17日、2001年2月に発表した名刺サイズのLinuxサーバー『L-Card+(エルカードプラス)』の機能を強化した『L-Card+16M』の販売を24日に開始すると発表した。価格は4万9800円。
『L-Card+16M』 |
『L-Card+16M』は、本体のみでLinuxのブートが可能になったほか、フラッシュメモリーの容量を従来の8倍の16MB(ユーザーエリアが12MB)にしたのが特徴。これよりCFカードスロットをストレージ以外の用途にも利用できるようになった。CPUはVR4181-66MHzで、16MBのDRAMを搭載する。インターフェースは10BASE-T×1、ISA互換バス(64ピン×2)、RS-232C(10ピンCN)×1。消費電力は最大2.25W。OSにLinux(Kernel2.4)を採用する。本体サイズは幅91×奥行き60mm。ACアダプター(DC5V/2.3A)、シリアル変換ケーブル(DIP10ピン-D-Sub9ピン)、ハードウェア仕様書/標準ユーザーランド/クロスコンパイラーなどを収録したCD-ROMが付属する。オプションとして、拡張ユニバーサル基板やROM ICE/EPROM用拡張基板を用意する。
同社では、データロギング(地震計/百葉箱/放射線計測)や遠隔監視サーバー、モバイル機器、ロボット制御などに利用できるとしている。