(株)エヌ・ティ・ティ エムイーは9日、2001年度から2003年度までに都市基盤整備公団が首都圏で新たに提供する賃貸住宅を対象に、100Mbpsのインターネット常時接続サービス“WAKWAKピアル bb-east”を、2001年12月に開始したと発表した。
“WAKWAKピアル”は、既存の電話線を利用する“HomePNA”方式を採用したインターネット接続サービスと、IP音声通信(VoIP)サービス“Love ME Call”をセットにした集合住宅向けサービスとして、2001年7月にスタートした。
“bb-east”では、住宅内においては、都市公団が設置した100Mbpsの伝送能力を持つイーサネット、その後は、NTT東日本/西日本の“Bフレッツ・ビジネスタイプ”などによって、インターネット接続サービス“WAKWAK”に接続。NTT-MEのIPネットワーク“XePhion(ゼフィオン)”から、インターネットバックボーンに接続する。サービスには、ストリーミングコンテンツを、地域IP網の、ユーザー最寄りの複数のポイントで蓄積する“CDNサービス”なども含まれる。価格は、メールアドレス1つとホームページ容量10MBが付属して月額1750円。IP電話サービスや、ビデオチャットサービス、ネットワーク対戦ゲームサービスなどもオプションとして用意している。
NTT-MEでは、今後の展開として、ユーザーのウェブブラウザーに任意の情報を表示できる“ポータルリダイレクション機能”や、遠隔医療分野での高精彩テレビ電話サービス、CDNプラットフォームを利用して、個人ユーザーが制作したブロードバンドコンテンツを配信できる映像配信局などを考えているという。