(社)日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会は9日、平成12年度(2000年度)のパソコン用パッケージソフトウェアの国内向け出荷金額を速報として発表した。それによると、ハードウェア市場の堅調な伸びを受け、出荷金額は前年度比5.4%増の7056億円となった。
最大のボリュームを占める“統合オフィス系”を中心に、“開発支援/言語系”や“デザイン・グラフィックス系”が増加に貢献したという。しかし、平成10年度(1998年度)から平成11年度(1999年度)にかけての伸び(12%)に比べ、増加率に陰りがうかがえるとしている。
平成13年度(2001年度)の予測については、年度前半からの急激なIT市場の冷え込みによりハードウェアの出荷台数が前年度の88%にとどまるのに対して、ソフトウェア市場はバンドルソフトウェア以外のボリュームが大きいことから、21%増の8552億円となると予測している。