インターフェイスカードにケーブル、専用機器、コントローラ搭載マザーボードと、USB1.1からのアップデートが着々と進むUSB2.0だが、いよいよ本格的な実用化に向けたラストスパートに入りそうだ。Justyブランドで知られるトライコーポレーションから、初のUSB2.0対応ハブが現れた。
本体にはもはやお馴染みとなった“HI-SPEED USB”ロゴがプリントされている |
今回店頭に並んだのはバイオレットの「UHB-042-VI」とシルバーの「UHB-042-SV」2製品。USB2.0対応の標準タイプAコネクタを4ポート分装備しており、最高4台のUSB2.0機器を接続可能だ。もちろんコネクタはUSB1.1下位互換性を確保しているため、USB2.0機器とUSB1.1機器は同時に使用できる。あるいは複数台のハブを用意して、ハブの下にさらにハブを接続したりといったカスケード接続も問題なく行える。
パッケージには、テーブルタップでの利用を前提としたスリムなACアダプタを同梱している |
ACアダプタからの給電が必須という仕様で、価格はコムサテライト3号店で5980円。トライコーポレーションによると、今回4ポートのUSB2.0対応ハブを発売するにあたり、4ポートのUSB1.1専用ハブの販売を終了したとのこと。同社では今後、従来からあるUSB1.1専用ハブをUSB2.0対応の新製品で置き換えていく予定としており、USB1.1専用のUSBハブは将来的に市場から姿を消すことになるだろう。それほど急激に製品の入れ替えが起こるとは思えないが、USB1.1専用ハブでいいから安価なものが欲しいという人は、今のうちに購入しておいたほうがいいかもしれない。
【取材協力】