恵安からMP3対応コンパクトCDプレーヤ「KN-MP3」が登場した。
価格はコムサテライト1号店、2号店、3号店で7980円とかなりのお買い得価格となっている。
パッケージの中には、ブルーの枠が印象的な12cmCDサイズのプレーヤと、同じくブルーのアタッチメントが入っている。
実は、12cmサイズのブルーの枠は取り外しが可能で、かわりに同梱のアタッチメントをを装着すると8cmCD専用のコンパクトなプレーヤに早がわりするというスグレものだ。本体の両側部分をばっさり削り、コンパクトな8cmと大容量の12cmのいずれにも対応できるようにしたアイデア製品といえよう。
アタッチメントの取り付けははめ込み式で、マニュアルで指示されている取り外し方法は「本体を抱えてカバーの端をつかみ、引っ張って外す」という豪快なものだ。このため、取り付けた後もややグラついた感じがするのは多少不安が残るところだ。
パッケージには「バーチャル・イヤホン付き」「DVD 6ch対応」「大迫力、臨場感、立体感」といったうたい文句が今ひとつ迫力に欠ける字体で躍っており、Conpact Discのロゴが本体のものは本物なのにパッケージのものは明らかに偽物であるなど、なかなか台湾製らしいアヤしさを漂わせている。付属のマニュアルも変な日本語のオンパレードだ。
そして「DVD 6ch対応」だが、もちろんこれでDVD-ROMが見られるわけではない。おそらく、付属するイヤフォンが小型ながらバーチャルヘッドフォンに対応している、と言いたいと思われるのだが、「6ch」と書いている時点でどうもアヤしいと感じてしまう。パッケージのイヤフォンのスペック表も、感度が100dBという高級ヘッドフォン並みの数値になっており、こちらもにわかには信じがたい。
電源は単3アルカリ乾電池かニッケル水素電池、もしくはAC100V電源。本体裏面の電池の蓋は1本ずつの2つに分かれているユニークな配置で、このほか裏面にはBASS、HOLD、充電の各スライドスイッチが配置いる。
普通の音楽CDも再生可能で、MP3ファイルの記録されたCDなら25秒、普通の音楽CDなら45秒の音飛び防止機能を備える。MP3ファイルの連続再生時間は、アルカリ電池なら約6時間から7時間、ニッケル水素電池なら約12時間とのことである。