24日に発表されたばかりのASKブランド版リテールボックス入りRADEON 8500カード「EVIL MASTER II」が早くもアキバにその姿を現した。サードパーティ製のリテールボックスとしては、TORICAブランドに続く第2弾となる。
“EVIL~”という製品名から「台湾PowerColor製のOEM品ではないか」「PowerColor製ならば、これまで登場してきたバルク版などよりもコアクロックやメモリクロックは高いのではないか」と注目されてきた同カード。しかし、フタを開けてみるとこれまで登場しているバルク版などと見た目にはまったく同じレイアウトに見えるカードが入っている。DVI出力やビデオ出力の各端子を用意し、デュアルディスプレイに対応しているところもそっくり。実際に動作クロックを計測したT-ZONE.PC DIY SHOPによるとコア/メモリクロックはともに250MHz動作で、やはりこれもバルク版と同じか、それに極めて近い製品のようだ。
TORICAブランド品と異なり、チップクーラーのロゴは“ATI”になっている |
パッケージにはドライバCD-ROMのほか、Sビデオケーブル、DVI‐D-Sub変換コネクタを同梱し、価格はOVERTOPと秋葉館Winで2万9800円、TWOTOP 1号店で3万2800円、T-ZONE.PC DIY SHOPで3万5800円。このほかコムサテライト3号店では3万1800円で販売し、完売となっている。
玄人志向からコア/メモリクロック275MHz版RADEON 8500が登場……?
ちなみに、週末になって複数ショップに「玄人志向ブランドから、コア/メモリクロックがともに275MHzのRADEON 8500カードが少量入荷する」というウワサが流れた。しかし、玄人志向によると、当初は発売予定だったものの、残念ながら入手できなくなってしまったため、キャンセルしたという。今のところ幻の製品となっているコア/メモリ275MHz版RADEON 8500だが、この調子だと、そのクロックで登場する可能性があるのはATI Technologies純正のリテールボックスだけということになりそうだ。
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