ソニー(株)は、コマーシャルの最後に流れる映像『VI(Visual Identity)』を、みんなの手で創る企画『CONNECTED_IDENTITY』を展開してきた。これは、Webページや、銀座ソニービル/大阪ソニータワーに設置してある装置にユーザーが言葉や映像を入力すると、それがVIとなってテレビコマーシャルに使われるというもの。みんなが入力した映像や言葉はWeb上で選考が行なわれ、選ばれるとVIになる。
ソニーでは、CONNECTED_IDENTITYのページも開設しているので、興味のある方はのぞいてみていただきたい。
ASCII24では今まで、Web上のVI企画、ソニービル/ソニータワーで実施されている企画を紹介してきたが、今回は実際に銀座ソニービルに行って、おかしな楽器“テルミン”による映像入力を体験してきたのでそのもようをお伝えしよう。
銀座ソニービルの入り口。夕方の銀座は混み合っていた |
ソニービルのエントランス。Handycamが陳列されている。CIの対象となる製品は週ごとに変わるのだが、今週は、このHandycamの週だった |
ソニービル5階に行くと……、あった! コレがVIの入力装置。筐体上部には、「ソニーのTVCMエンディングをつくろう」と書いてある。筐体は3面になっていて、[テルミンによる入力]→[名前を付けてエントリー]→[ほかの人の“作品”に投票]という手順になっている |
これがテルミン。手を近づけたり遠ざけたりすると「ブィーヨォォ~ォ~オオオン」と、短波ラジオの周波数を変えている時のような(というよりも短波ラジオとまったく同じと言ってもいいかもしれない)、おかしな音が鳴る。それと同時に、筐体上部に配置されたモニタの映像もグニョグニョと変化する |
VIを作り終わったので、筐体の隣の面に移動。作ったVIが表示されているので、登録する |
3面体の筐体最後の面。ほかの人が作ったVIに投票できる。自分の作ったものを含め、選考に選ばれると、なんとソニーHandycamのテレビコマーシャルのVIとして採用されちゃうのだ! |