(株)ハイウエスト・ブレインネットのパーソル事業部は16日、同社製ブロードバンドルーターにセキュリティー機能を追加するためのファームウェアを、22日から同社ウェブサイトで提供すると発表した。
『1ポートブロードバンドルータ(PBR003)』 |
ファームウェアアップデートの対象となる製品は、『1ポートブロードバンドルーター(PBR003)』、『4ポートブロードバンドルータ(PBR001)』、『7ポートブロードバンドルータ(PBR002)』、『4ポート無線ブロードバンドルータ(PBRW001)』の4製品。
ファームウェアのアップデートによって追加されるセキュリティー機能は、“パケットフィルタリング”と、これをWAN側からとLAN側からの双方に設定できる“IN/OUT制御”機能。および複数の静的NATを用いることにより、複数のグローバルIPを複数のパソコンに振り分ける“グローバル・マルチNAT”機能。ただし扱えるグローバルIPは5つまで。IPマスカレードも利用できる。そのほか、3つまでのダイヤルアップ接続先を、あらかじめ登録しておける機能“PPPoE/ダイヤルアップ接続先複数登録”も利用できる。
これらの設定はすべてウェブブラウザーから行なうことができる。パケットフィルタリングにおいては、ログを閲覧することも可能となっている。また、グローバル・マルチNATを用いた際に、ネットゲームなどをプレイしたい場合には、AP機能(特殊アプリケーション機能)を設定すれば利用できる。
同時に、これらの製品群を含むネットワーク関連製品の価格を引き下げる。予定している価格は以下の通り。
- 『1ポートブロードバンドルータ(PBR003)』……7980円
- 『4ポートブロードバンドルータ(PBR001)』……9800円
- 『7ポートブロードバンドルータ(PBR002)』……1万9800円
- 『4ポート無線ブロードバンドルータ(PBRW001)』……2万7800円
- 『11Mbps 無線LAN PCカード(PBW001)』……1万800円
- 『無線ルータ+無線カードかんたんパック(PPBR001P)』……3万7800円
同社では、今後発売する製品にこれらの機能を順次標準搭載し、競合他社製品との差別化を図ってゆくとしている。