ミノルタの「DiMAGE E203」は、有効200万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載するコンパクトで操作性もシンプルなデジタルカメラだ。小型軽量で初心者にも易しい使い勝手の良さが魅力だ。
スリムボディとシンプル操作
レンズ前には強化ガラスのカバーを装備する。グリップ部には指を掛ける突起がある。 |
DiMAGE E203は、奥行き40mm(レンズ収納時)の薄型ボディに沈胴式のレンズを装備する。上面のモードダイヤルや背面右上に配置されたスティック状のカーソルキー、基本スペックなどから見てもわかるように、ハードウェア的にはコニカの「Digital Revio KD-200Z」とほぼ同じ製品だ。
上面のモードダイヤルが電源スイッチを兼ねる。電源を投入すると単段ながらレンズは大きく伸張する。 |
側面のフタを開けると単3×2本分のバッテリ収納部とSD/MMCメモリのスロットが現れる。 |
フロントパネルなどの外装は一部異なるものの操作性は同一なので、詳細はKD-200Zのレビューを参照していただきたいが、電源に単3電池×2本を用いるデジタルカメラとしては非常にコンパクトで、同じく単3×2本で動作するオリンパス「CAMEDIA C-1Zoom」よりも体積比で30%近く小さい。
カラー液晶(撮影メニューを表示)の上にモノクロ液晶モニタがあり、撮影モードや撮影可能枚数を確認できる。 |
上面のモードダイヤルで電源OFF/撮影/再生/動画撮影などのモードを選択し、撮影モードになれば沈胴式レンズが伸張する。可動式/脱着式レンズカバーはないが、強化ガラス製のレンズカバーがレンズを覆っている。
背面にはモード表示用モノクロ液晶を装備し、液晶横のMODEスイッチを押すごとにフラッシュモードやマクロ/風景モード、夜景モードなどが切り換わる。カラー液晶モニタにメニューを表示させる操作よりも手軽でわかりやすい。
フロントパネルにはグリップ部に突起があり、滑り止め用ディンプルのみのKD-200Zに比べて若干ホールドしやすくなっている。