インテル(株)は3日、米インテル社が8月31日(米国時間)に発表したバリューデスクトップ向けCPU、『インテルCeleronプロセッサ』950MHz/1/1.10GHz版を日本でも発表した。1000個ロット時の価格は、順に9300円、1万1190円、1万2950円となっている。
『インテルCeleronプロセッサ』 |
今回の発表に伴なって、Celeronのラインアップは、800MHz、850MHz、900MHz、950MHz、1GHz、1.10GHzの6種類となる。FSBはすべて100MHz。
現在のCeleronは今回発表した1.10GHzも含め、これまでPentium IIIで使われてきたCoppermine(カッパーマイン)コアを使ったものだが、CoppermineコアのPentium IIIは1.13GHz(FSB133MHz)までしかない。インテル広報部では、「今後もバリューデスクトップ(低価格パソコン)向けプロセッサーブランドとして“Celeron”製品の提供は続ける」としており、さらなる高速版Celeronが登場するものと考えられる。ただし、その高速版Celeronが、Pentium 4ベースのものか、あるいは“Tualatin(テュアラティン)”コアのPentium III-S/Mベースのものなのかは現時点では不明。いずれにせよ、競合するAMDとの、“Pentium 4対Athlon、Celeron対Duron”という構図にしばらく変わりはないようだ。