Socket478+i845マザーボードの発売ラッシュがひと段落したところで、Socket478+i850チップセットという組み合わせのIntel製マザーボード「D850MD」が登場した。
謎の空きパターン。またAGPスロットにはAGP Pro用のパターンもある |
フォームファクタはMicroATXとなっており、ATX版の「D850MV」も近日中に発売されるものと思われる。
同製品にはICH2内蔵ネットワークコントローラを利用する「D850MDL」と利用しない「D850MD」の2種類のモデルがあり、RIMMスロットは4本、拡張スロットがAGP×1、PCI×3となっているのは両製品とも同じ。CNRスロットは、D850MDにのみ用意されている。USBが最大7ポートまでサポートされているのが特徴で、うち4ポートがオンボード、2ポートがボード上のコネクタとハーネスで別途引き出し、そして1ポートがCNRスロットに割り当てられている。
なお、基板を見てみるとPCIスロットの横に正方形の空きパターンがあり、USB2.0コントロールチップ用ではないか、とも言われるが詳細は不明である。
価格はD850MDがぷらっとホームで2万1800円、コムサテライト3号店で2万2500円。D850MDLがコムサテライト3号店で2万500円となっている。
また、6月16日に登場しその後完売で姿を消していたAbitのSockte478+i850マザーボード「TH7II」の再入荷も始まっており、OVERTOPで2万3500円、クレバリー1号店と3号店で2万4800円、コムサテライト3号店で2万4980円となっている。
目下のところ導入コストが圧倒的に安くすむi845マザーボードに注目が集まっているが、本来ならPentium 4の性能を生かすにはi850+RDRAMがベストと言われる。DRDRAMもSDRAMやDDR SDRAM程度ではないにせよかなりのペースで安くなりつつあることを考えれば、これらのSocket478+i850という組み合わせも今後注目を集めそうだ。
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