(株)スカイパーフェクト・コミュニケーションズは29日、各通信事業者が計画中のADSLやFTTHを利用したブロードバンドコンテンツ配信実験に参加すると発表した。同社では、ブロードバンドコンテンツ配信を、放送と通信の融合によるメディアの多様化に対応するための新規事業展開と位置付けており、コンテンツの提供を行なうことで、地上回線を利用したブロードバンドコンテンツ配信の技術的検証と事業性の検討を行なうことにしたもの。
予定しているブロードバンド実験と配信スケジュールは、以下の通り。- 東日本電信電話(株)の“フレッツ・スクウェア”(7月~)
- 日本テレコム(株)の“Media Stream Broadband”(9月~11月末)
- エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドイニシアティブ(株)の“ NTT-BB”(秋~2002年3月末)
- ケイディーディーアイ(株)の“ブロードバンドDION”(秋~)
- ケイディーディーアイ(株)の“FTTHトライアル”(2002年3月~8月末)
また、コンテンツの提供で協力する委託放送事業者とジャンルは、(株)アトス・インターナショナルが音楽番組、(株)カミングスーン・ティービーが映画情報番組、(株)キッズステーションが子供・アニメ、(株)ジャパンイメージコミュニケーションズが旅行情報・バラエティー、(株)スポーツ・アイネットワークがスポーツ、スカイパーフェクト・コミュニケーションズがプロモーション番組などとなっている。
同社では、今回の配信実験への参加について、技術検証や事業性を検討するものとしており、事業化については各通信事業者と検討するという。