(株)大塚商会は27日、インターネット経由の“リモート・データ復旧サービス”を9月3日に開始すると発表した。これは、障害やウイルスなどによりハードディスクのデータが消えた場合、ユーザーのパソコンと“リモート・データリカバリ・サーバ”をインターネットで接続し消えたデータを復旧するサービス。
これまで同社は、ユーザーが障害の発生したディスクドライブをパソコンから外して同社のデータリカバリーセンターへ送付し、復旧したデータとドライブをユーザーに返却するサービス“データ復旧サービス”を提供してきた。今回提供を開始する“リモート・データ復旧サービス”は、ユーザーのパソコンにソフトウェア『RDR-Quickstart』をインストールし、LANあるいはインターネットプロバイダー経由で同社のラボにある“リモート・データリカバリ・サーバ(RDRサーバ)”を呼び出し、専門技術者による診断および復旧をリアルタイムで受けるというもの。これにより、ディスクドライブの受け渡しにかかっていた日数の削減や、軽度の障害の場合のコストを下げられるとしている。ただし、物理的な障害(電気的/機械的など)の場合は、従来の“データ復旧サービス”で対応する。
サービスの料金は、クライアント(DOS/Windows)の場合、調査費が2万円、容量500MBまでは基本料金が8万円(軽度障害)から、10万円(重度障害)から。サーバー(Windows 2000/NT Server)の場合、調査費が3万円、500MBまでは基本料金が10万円(軽度障害)から、14万円(重度障害)からとなっている(軽度/重度はファイル管理情報の破損の程度による)。