クリエイティブメディア(株)は6日、デジタルカメラ『Video Blaster WebCam Go ES』やポータブルMP3プレーヤー『NOMAD Jukebox』の日本語表示を可能にするファームウェアなどを発表した。
『Video Blaster WebCam Go ES』 |
『Video Blaster WebCam Go ES』は、パソコンに接続して、あるいは単体での使用が可能なデジタルカメラ。パソコンに接続した場合には、ウェブカメラとしての利用が可能。パソコン上の専用ソフトウェアの設定により、たとえば、カメラのフレーム内に動くものが入ってきた時に録画を開始し、映像をFTPでインターネットにアップロードしたり、メールで送信したりといったことが行なえるという。
パソコンとの接続はUSB経由で行ない、本体側にドライバーおよびソフトウェアのインストールが必要。パソコンとの接続時にはUSBから電力を供給するため、同社ではパソコンとの直接接続、つまりUSBHubなどを介さないことを推奨している。
このようにカメラ部分は折れ曲がる |
『Video Blaster WebCam Go ES』は8MBの不揮発性メモリーを搭載しており、単体のデジタルカメラとしても使用可能。解像度640×480ドットで約120枚、320×240ドットで約250枚の画像が撮影でき、320×240ドットで約10秒間の動画の撮影も行なえる。メモリーの追加はできない。また、周囲の画像を撮影して専用ソフト『PixMaker Creative エディション』で加工すれば、360度パノラマ画像が作成できる。実行ファイル形式で生成するため、プラグインや特別なソフトなしで、QuickTime VRのような360度パノラマ画像が楽しめるという。
カメラ部分には30万画素のCMOSイメージセンサーを搭載し、保存できるファイル形式は静止画がJPEGで動画がAVI。単体で使用する際には、電源として単4乾電池2本が必要になる。本体サイズは幅70×奥行き36×高さ140mmで、重さは電池未装着時で約136g。
接続するパソコンの動作環境は、CPUがPentium-200MHz、メモリーが32MB以上で、電源供給可能なUSBポートを実装しているもの。対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000。価格は1万3800円で、発売は8月上旬となっている。
また、同社は2000年9月に発表したポータブルMP3プレーヤー『NOMAD Jukebox』の画面表示を日本語化するファームウェアも同日発表した。
『NOMAD Jukebox』にファームウェア バージョン3.00を導入して日本語化した |
『NOMAD Jukebox』は、6GBのHDDを搭載して約1500曲分のMP3ファイルを保存できるポータブルMP3プレーヤー。利用できるフォーマットは、MP3とWAVEおよびWMA(Windows Media Audio)など。ファームウェアを更新することで機能の改善・向上が行なえる。
今回のバージョン3.00のファームウェアによって、液晶ディスプレー上での日本語表示が可能になった。メニューや操作画面は英語表示のままだが、MP3ファイルの中でタイトルやアーティスト名などの文字情報を記録している“ID3タグ”を、日本語で表示できるようになった。また、ファイル管理やエンコードを行なうソフトウェア『PlayCenter2』もバージョン2.52にアップデートし、再生中の音の録音や、MP3/WMAファイルのWAVEファイルへの変換が可能になった。
両ソフトとも、同日より同社のホームページから無償でダウンロード可能。
そのほかに、フルレンジ・バスレフスピーカー『Creative Sound Blaster SBS15』も同日発表した。
『Creative Sound Blaster SBS15』 |
『SBS15』はバスレフ型フルレンジステレオ防磁スピーカーで、実効出力は15W、周波数特性は80Hzから20kHz。本体サイズは幅95×奥行き102×高さ133mmで、重さは約0.6kg。価格は1980円で、8月上旬に販売を開始する。