シャープ(株)は30日、携帯電話やPDAなどのモバイル機器用カラー液晶ディスプレーで、文字をより美しく、より読みやすく表示できるオリジナルフォント『LCフォント.C』を開発したと発表した。
左が従来のフォントで、右が『LCフォント.C』 |
『LCフォント.C』は、液晶ディスプレーの1画素を構成する、R(赤)、G(緑)、B(青)のサブピクセルの明暗を組み合わせ、同時に人間の視覚に与える効果を利用することで、文字の斜め線や曲線に生じる“ジャギー”を目立たなくさせ、文字をなめらかに太く表示できるのが特徴。文字のストロークの中心から段階的にサブピクセルの輝度を調整することで、文字の線幅を多段階に調節できるほか、従来の『LCフォント』のビットマップデータをプログラムで展開(変換)することで複数の『LCフォント.C』の生成も可能という。
『LCフォント』から『LCフォント.C』を生成 |