富士写真フイルム(株)は29日、MP3再生機能を備えたコンパクトタイプのデジタルカメラ『FinePix50i』を6月27日に発売すると発表した。価格は8万8000円。
レンズ保護のスライド式レンズカバーが付けられた『FinePix50i』 |
『FinePix50i』は、従来機『FinePix 40i』の後継機種にあたり、撮像素子や記録画素数は共通だが、本体を薄型化して電池駆動時間を延ばしたのが特徴。起動時間や撮影間隔などもほぼ同じ。
撮像素子に1/1.7インチハニカム配列の240万画素(有効216万画素)原色CCD を搭載し、記録画素数は2400×1800/1600×1200/1280×960/640×480ドット。記録媒体はスマートメディアを採用。レンズはf=8.3mm(35mmフィルムカメラ換算36mm相当)、F2.8の単焦点“スーパーEBCフジノンレンズ”で、マクロ撮影(約6cm~50cm)も可能。最大3.75倍(640×480ドット時)のデジタルズームが可能。背面には1.5インチ液晶ディスプレーと光学ファインダーを装備する。インターフェースはUSBおよびビデオ出力、クレードル。
最大で約774秒の動画や、最大約537分の音声記録も可能となったほか(128MBメディアとACアダプター使用時)、『FinePix6800Z と同様にクレードルが標準付属し、ACアダプターを接続したクレードル『PictureCradle(ピクチャークレードル)』に置いて充電したり、パソコンへのデータ転送、ウェブカメラとしての利用が可能。
トランスルーセントなクレードル『PictureCradle』にセットした状態。付属のリモコンは液晶ディスプレーにアーティスト名などが表示できるようになった |
電源はFinePix40iの単3×2本から専用リチウムイオン充電池となり、MP3の連続再生時間は従来の90分から約4時間へと長くなった。撮影可能枚数は液晶ディスプレーONで約100枚、OFFで約230枚。本体サイズは幅85.5×奥行き23.5×高さ71mm、重量は約160g。
同社は、併せて、“FinePix「Picture The Future」”の新サービスとして、iアプリに対応した“PictureJourney「どこでもピクチャー・ゲーム(仮称)」”を開始すると発表した。夏に開始の予定。これは、インターネットで画像のアップロード/ダウンロードや管理が行なえるサービス“PictureJourney”で登録した写真をiアプリのゲームなどとして楽しめるサービス。ゲームには、『ブロック崩し』、『神経衰弱』、不規則に画像の一部だけを見せる『スポットライト』、写真にスタンプを押せる『スタンプ』、写真を枠などと合成できる『記念写真』の5種類を用意する(名称は仮称)。対応機種は、NTTドコモの503iシリーズ。
先着10万人にプレゼントされる『ファインピックス サマーポーチ』。デザインチームのグルーヴィジョンズがデザインした若者に人気のキャラクター“チャッピー”がプリントされ、3色から選ぶことができる |
また、7月1日から8月31日にかけてFinePixシリーズの購入者10万人にオリジナルポーチをプレゼントする“ファインピックス サマーポーチ プレゼントキャンペーン”を実施する。