ネクストウェア(株)は24日、『プレイステーション2』を利用し、会社と社員、およびその家族の間で情報交換ができる“ホームエクストラネット”システムを構築したと発表した。
挨拶をするネクストウェア代表取締役社長豊田崇克氏 |
エルゴソフト代表取締役副会長襟川恵子氏 |
同システムは、PS2をクライアントとし、ブラウザーに(株)エルゴソフトのPS2用のブラウザー『EGBROWSER(イージーブラウザー)』、モデムにアイ・オー・データ機器(株)の『PSGATE』を利用するもの。客先に常駐し、顔を合わせる機会が少ない社員間の情報交換を活発にすることなどを目的とする。また、テレビを使用することにより、One to Oneのコミュニケーションではなく、リビングで家族一緒に情報を共有できることから、コミュニティーの形成を図ることができるという。
テレビ画面のイメージ |
同社では、有給届けや欠勤届けの提出、社内の掲示板、給与明細、就業規則など閲覧などをはじめ、社内の公募論文の発表や不要品を社員間でやりとりするリサイクル/フリーマーケットなどの場も提供する。また、今後は遠隔社員教育などの技術習得なども行なっていくという。なお、6月にPS2を全社員に配布し、各自でプロバイダーに加入させ、ホームエクストラネットへのアクセスを開始させるという。同社は'99年に訪問介護士支援のシステムを構築しており、今回のPS2を用いたシステムを在宅被介護者向けのシステムに応用していく予定という。