エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(株)(NTT-AT)は22日、Javaのソースコードチェックツール『InspectEyes Ver1.1』を発売した。販売はエヌ・ティ・ティ・エイ・ティ・システムズ(株)が行なう。価格は48万円(年間サポート契約1年分を含む)で、年間サポート料は8万円、最小販売単位は5本。
『InspectEyes Ver1.1』はプログラム実行時にエラーになりやすい、バグが混入しやすい部分や、オブジェクト指向設計に関する部分などを診断し、危険のあるコードを事前に指摘する。GUI関連のJVM(Java Virtual Machine)のバグも指摘する。また、エラーとなった項目についての正常な例などを示し、エラーを修正する時間を短縮する。『InspectEyes Ver1.1』がチェックする項目は、212項目に及ぶ。
そのほかにも、ソースファイルのJVMに抵触する恐れのある部分を、バグパレード(既知のバグの一覧)で検索する条件を自動的に生成したり、GUI部品の重なりを解析したりといったことも可能。
動作環境は、プラットフォームとして『Borland JBuilder4.0』が必要。コマンドラインでの動作は、Windows NT 4.0およびRedHat Linux6.2上で可能(RedHat Linuxはコマンドラインのみ)。