(株)野村総合研究所は17日、米Mediagate(メディアゲート)社の“ユニファイド・コミュニケーション・ソリューション”である、各種のメッセージを統合するシステム『iPostUCS(Universal Communication Solution)』を、国内輸入販売元であるビデオメールジャパン(株)と共同で企業向けに販売すると発表した。併せて、ISPやASPなどのxSP事業向けのサービスとしても提供を開始する。
『iPostUCS』は、ボイスメールやファクス、電子メール、携帯電話などのメッセージメディアを統合するシステム。企業内電話や携帯電話、ファックス、パソコン、PDAから、ボイスメール、ファクス、電子メールを自由に検索、閲覧することができ、読み上げの際には複数の言語から選択できる。また、メッセージの着信を複数のデバイスへ同報することもできる。これらの機能により、出張先や外出先へのメッセージの配信や、携帯電話などを利用して、外出先からでも電子メールやファクスの閲覧を行なえるという。
xSP事業者がこのシステムを導入すれば、“メールの音声読み上げサービス”や“複数メディアデバイスへの情報提供サービス”などの提供が可能になるという。価格は5000ユーザーのシステムが3350万円、2万5000ユーザーのシステムが7000万円(ハード/ソフト設置量込み)から。なお、同社では、年間20セットほどの販売を見込んでいるという。